1988年~2000年の12年間、営業をやっていました。
売っていたものは、電話機、浄水器、24時間風呂等です。
売れないダメ営業マン時代です。

(公園は、ダメ営業マンがサボるところの定番です。喫茶店はお金のある人だからまだいい方な人です。)

好きでもない営業をやっていた理由

好きでもないし、実績も上げることができない営業を12年間もなぜ続けていたのか?
その理由は、営業をはじめるきっかけにあります。

私は、将来独立起業したいという希望を持っていました。
このことを尊敬している人に話した時に「独立するなら営業力がないとやっていけないよ。」と言われたことではじめました。
トップ営業マンにはならなくとも営業のコツをつかめるくらいまではやりたいと思っていました。
30歳半ばになって、このままではダメだと思い転職するまで続けていたんです。

営業の取り組み方

営業では、営業トークを完璧にすることを考えていました。
商品の良さを理解してもらえれば、買ってもらえると思っていたからです。
ですから、「とにかく聞いてくれ。聞いていらなければそれでいい。」という感じでいました。

お客様からしたら迷惑でしかないですね。それがわからなかったのですから売れるはずがありません。理解してもらうことばかり考えて、相手を理解することをしていなかった。一言でいえば、自己中心だったわけです。

「楽しい」という感覚が必要?

なぜ、自己中心に気がつけなかったのか?
営業が好きではなかったから、どうやったら結果が出せるのか。
簡単な方法を求めていたからじゃないでしょうか。

例えば、美味しいものを食べる時は、じっくり味わって食べたいものです。
ですが、美味しくないけど、健康のために食べないといけないとなれば、早く飲み込んでしまおうとします。
営業でお客様とともに味わう(喜びを共有する)なんて考えられませんでした。

営業が好き、楽しいという自分自身がプラスの感情でいることが大事であったのではないかなと思っています。
私は、最後まで営業を楽しいと思えなかったし、楽しいと思えるような工夫もしなかった。
それでは、力がでない。

私にとって、まず大事だったのは、「自分が楽しめること」
それをはっきりとじゃないけれど、気がついたから転職できたのかなとは思っています。