経理としてはじめて入社した会社は、誰もが知っている大手スーパー(当時)の子会社です。
従業員約100人、経理担当者が5人という会社です。

紙からデジタルへの転換期

入社当時は、一人一台のパソコンがない状態でまだ紙中心の経理業務でした。
振替伝票を手書きで書いて、それを見ながら会計ソフトへ入力するということをしていました。
この手書きが大変であるから振替伝票の用紙をExcelで作って、そこに入力していくことをやり始めているところでした。

これも今でいうところのネ申エクセル(かみエクセル)です。
それでも、定型のものであれば、数字を入力するだけで良いですし、日付だけを変えれば良いだけのものもあるので、画期的な印象だったようです。
そんな感じであったので改善点はいっぱいありました。

家でExcelの勉強

Excelをほとんど知らない状態で入社し、過去にプログラミングを勉強していたので、それと比べてしまい使いにくさを感じていました。
それでも、ただ紙をExcelに変えるだけで便利になる状態ですから、ちょっと勉強するだけで改善できました。
そうすると、やるたびに仕事の時間が短くなる。

家に帰ってからもExcelの本を読んで次の日からでも使えるテクニックはないか探すようになりました。
当時、家にパソコンはありましたが、Excelが入っていなかったため、家で試すことができず翌日会社で試してみるのを楽しみにして出社していました。

楽しくなるのは時短という明確な結果

「会社へ行く楽しみがある」ってすごくないですか?
営業時代は、イヤイヤやっていたので180度変わりました。
さらにExcelにマクロという機能がありプログラミングができると知って、さらにやる気がアップしました。

仕事は、それなりに忙しいので会社で改善するための時間があるわけではありませんでした。
ですが、改善策をいろいろやってみたくて、早く仕事を終わらせてその時間を作ろうとしていました。
「仕事が楽しく意欲的にできる」きっかけを作ってくれたのが私にとってExcelでした。

何が楽しかったのか?というのは、やれば「仕事が早く終わる」という明確な結果がでたからです。
どんな仕事でも時間を測って、短縮する方法を考えて試してみると面白くなります。
Excelはその結果がはっきりでるからおススメです。