独立起業を目指して2014年にAmazonを使った輸出を始めました。
アメリカやヨーロッパ(イギリス、フランス、ドイツ)のAmazonに日本の商品を出品して売れたら日本から送るというものです。
Amazon輸出とは
はじめた理由は、人に勧められたからということと面白そうかなと思ったからです。
無在庫でできるというのも魅力でした。(本当はダメです!)
物を売るのですから先に仕入てからそれを売るのが本来ですが、
海外の場合送るのに日数がかかるため注文が入ってから仕入て、それから送ってもそれほど影響がない。
そのため、商品がなくても出品してしまうことができました。
仕入れるといっても特定の仕入先を持っているわけではなくて、誰でも買える日本のAmazonや楽天等から買います。
それに送料や利益を加えても売れてしまうものがあるんです。
ただし、商品がどこも売り切れてしまっていることや予定より高い値段でしか売っていないということもありましたのでリスクはあります。
(これは、5年くらい前の話ですので今はどうなのかわかりません。)
途中で断念
ある程度売れるようになってきたのですが、生活していける状態にはなく貯金もなくなってきたので就職し副業としてやっていました。
副業でやっていくのが大変であるということとそこまでして続けていく価値を見いだせなかったのでAmazonでの輸出は辞めてしまいました。
やっていることで面白いこともありました。
Amazonで売るので特にお客様とやり取りする必要はないのですが、たまに問い合わせやお礼のメールがきたりします。
普段、接することのない海外の人とやり取りすることができるのは楽しかったです。
ちなみに英語、ドイツ語、フランス語どれも会話できるレベルにありません。
メールであったのでGoogle翻訳等いくつかの翻訳サイトを使って対話していました。
それでも大体通じました。
その中で続けてやっていく上で障害になったのが、Amazonの対応でした。
お客様に問題があったとしてもお客様からクレームが上がると販売者に対してペナルティとして評価点が下がってしまう。
そうすると、売れにくくなってしまうということがありました。
Amazonで売るということはAmazonのルールでやっていくことであり、
個人で売るとしたら売れなくてもAmazonを使うことで売れているので受け入れないといけない部分ではあります。
起業するとは
結局は、自分がどれだけこの仕事をやりたいのか?
この仕事に対する価値をどれだけ強く持っていたのか?
そのあたりが弱かったのでしょう。
どんなに大変であってもこれは自分がやるべきものであると思っていれば続けることができたと思います。
独立起業が自分の生活のためだけであるとやはり厳しいのではないか。
生活をしていくためだけであれば、サラリーマンとして働いている方が楽です。
起業では、自分の好きなことだけができるわけではなく、多分、もれなくやりたくないことも着いてくる。
このマイナス面を上回る意義があるのか、価値があるのかじゃないかな。
そんなことを強く感じさせてもらった期間でした。
もし、「これは儲かる仕事だ。」と思ってはじめようとしている人がいたら、
これは、「自分がやりたいことなの?」「やる価値があるの?」
そう自分に問いかけてみるといいんじゃないかな。